ベトナムに一週間程滞在した僕らは、タイのバンコクに移動していた。
最近よく耳にする、東南アジア移住というのを少し味わってみたくて、タイには1ヶ月長期滞在をすることにした。
僕らはバンコク市内から1時間程離れた場所で30階建ての高層マンションの1室を1ヶ月借りる事にしたが、値段は4万円台と非常に安価で早速東南アジア移住の美味しい部分を肌で感じる事ができた。
まるで富裕層になったかのような気分
高層マンションにはジムとプールが備えつけられて自由に使うことができた。
マンションの入り口には常に警備員が常駐していて、ベランダからは壮大なメコン川を眺めることができた。
お腹が空いたら500円でデリバリーでお腹を満たす事もできた。
もし日本で膨大に貯金をしてこの国で移住ができるのであればそれは悠々自適な生活ができるに違いないと思った。
発展するタイの経済
タイで悠々自適な移住論を前述した私ですが、正直あまり現実的ではない部分や不安な部分が多いにある。
タイの物価は上昇傾向にあるだけでなく、数年前に私がタイに行った時には1バーツ3円程だったのが、今では1バーツ4円程になっている。タイの街並みも発展途上国とは言えないのではと思う程の発展ぶりを見せていた。
日本円が力を持っていた時代が終わりを告げれば、タイで悠々自適なノマドライフというのも夢物語で終わってしまうのではないかと疑念は拭えなかった。
貧富の格差の少ない日本
未来の不安が拭えない日本で貧困が騒がれる毎日だが、世界を旅に出ると日本がいかに格差の少ない国かを目の当たりにする。発展途上国の多くは、一部の地域が都市化していく一方でその他の地域は未だにトタン屋根の街並みが残っていたりする。街を歩けば物乞いをする人が脇道に座っていたりもする。先進国ですら街を歩けば薬物中毒者やホームレスを多く目にする中で、日本での街並みや過疎地域の暮らしを見ていても日本の貧富の格差は他の国と比べるとまだマシな方なのではないかと、貧困率の高い沖縄出身の私は考える。
他と比べてマシだから良いという考えではないけれど、文句ばっか言っててもしょうがないし自分のいる環境が思っているより最悪ではないという考え方もできるのではないかと新しい気づきに出会う。
今日もここまで読んでくれてありがとう。
次回はタイの観光地を巡った話をするよ。
また読みに来てくれると嬉しいです。
アデュー
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