無料で国際交流ができるホスピタリティコミュニティ「カウチサーフィン」。泊まる側のサーファーとして、ホストにリクエストを送る際、簡単なメッセージだけではなかなか承認はもらえません。基本的には英語でのメッセージになるのでなかなかハードルが高いものですが、今回はヨーロッパで約2ヶ月間カウチサーフィンだけで旅をした私たち夫婦の承認をもらえるリクエストの送り方について紹介します!
そもそもカウチサーフィンとは?
カウチサーフィンについての実態やメリットなどについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、何も知らないという方は是非読んで見てください。
承認もらうのって難しいの?
答えはビッグYESです。
私は「サーファー」として経験は30回程度なのですが、リクエストを送った数はおそらく100回以上あります。
つまり!リクエストを送っても、すべてOKと返事が返ってくるわけではありません。
スケジュールが合わず断られることもありますし、既読無視、そもそも返事が返ってこないことも全然あります。
人によっては10個以上送って1つも返事が返ってこない、なんてこともあるそうです。
人対人ですから、ただ「泊まらせて!」ではなく「会いたい!」という気持ちが伝わらなければ「ホスト」としても泊まらせてあげたいとは思えません。
自分で言うのもなんですが、
私は承認した人はもちろん、スケジュールが合わずリクエストを断られた人でも、「素敵なリクエスト」「本当は泊まらせたかった」などと温かい言葉をいただくことがよくありました。
それほど、私は一つひとつ丁寧にリクエストを送っていました。
そんな私がリクエストを送る際に気を付けていたことをお教えします。
ホストの選び方
実際に会ってその人の家に泊まらせてもらうからには、ホスト選びはとても大事です。
相性が合わなければ、ただの辛い経験になってしまうかもしれません。
ホストを検索する段階からしっかり吟味する必要があります。
そこで必要になる4つのポイントを紹介します。
①プロフィールをしっかり読む
プロフィールのみで自分に合う相手がどうか判断する必要があるわけですから、みなさんプロフィールはしっかり書かれている事が多いです。
むしろ、プロフィールの内容が薄い人の家には行きたいと思わないですよね。
特にMy home欄にはホストがサーファーに求める条件(性別や人数など)が載ってます。
その条件に沿ってない場合はそもそもリクエストを送ることは控えましょう。
より経験のあるホストほど、サーファーに求めるリクエストの内容が明確です。
リクエストの中に「このキーワードを入れてね」や「この質問に答えてね」と書いている人やもいます。
とあるホストに聞いたところ、キーワード・答えを入力しなければ返事すら返さないそうです。
②Referenceを確認する
Reference欄では、その人とこれまでにカウチサーフィンで関わってきた人たちからの評価を見ることができます。
あまり悪いReferenceがある人はいませんが、たまにあるので注意しましょう。
③ログイン時期を確認
カウチサーフィンは長い歴史があります。検索結果に出てきて、いい感じ!と思っても、その人はもう今はカウチサーフィンを使っていないことがよくあります。
その人がいつ最後にログインしたか、しっかりチェックしましょう。
ウェブ版だと、フィルターで最後にログインした時期を指定できます。
アプリ版だと、検索結果の表示順を最新のログイン順に並べることができます。
④検索時にJapanと入力する
検索欄のキーワードに「Japan」と入力すると、日本に行ったことがある人、プロフィールに日本のことを何か書いてくれている人が結果に出てくるので、日本トークができたり、日本人を泊まらせることを喜ぶ人が多いです。西洋人にはJapanは大人気の国です。
リクエストの書き方
今回はスイスでホストをしてくれたVinceさんに実際に私が送ったリクエストの内容を見ながらポイント6つをお教えします。
①相手の名前を書く
リクエスト文の最初は「Hello, 〇〇(名前)」で始めましょう。
たまにアカウント名があだ名だったり、絵文字だったりするので、
そのような時はReference欄を見て相手の名前を調べましょう。
またもし家族や同居人がいるようでしたら、できるだけその人の名前まで書きましょう。
今回の例:Hello Vince and Angieの部分
アカウント名は”Python“さんでした。
しかし、Reference欄を見てみると、本人の名前はVinceで、さらには奥さんの名前Angieも見つけられたので記載しました。
②簡単な自己紹介
簡潔に自己紹介をしましょう。どういう目的で旅をしているのか、なぜその国に行くのかなど。
私はいつもその国の良いところを1つ以上挙げて、楽しみにしている事を伝えるようにしてました。
また、インスタなどのSNSのURLを添付するのがおすすめです。
私たちはYoutubeチャンネルのURLを添付してました。
また私たちは直前のリクエストが多かったので、
その後のメッセージのやり取りがスムーズになるようにWhatsappの番号を載せてました。
③何か惹きつける情報を含む
相手のプロフィールをしっかり読めば、相手が何が好きなのかわかるはずです。
もし共通点などあれば明記しましょう!
共通点がなくても、あなたのどこに興味を惹かれたのか書くだけで、
しっかりプロフィールを呼んだ証拠になるので好印象になります。
④一緒に何がしたいのか伝える
相手のスケジュールの都合もあるので、押し付けない程度に書く必要がありますが、
ただ泊まりに行くだけではない事を伝えるためにも大事なポイントです。
今回の例には書いてませんが、私たちはよく恩返しとして寿司を作ったりしてたので
「もしよかったら、夜ご飯にでも寿司作ります」と書いたりしてました。
⑤ある程度の旅程を共有
その国・地域への到着時間や出発時間、どのようにして行くのかなど、事前に伝えておくとその後のメッセージのやり取りもスムーズになります。
⑥キーワードは忘れずに!
プロフィールが充実したホストほど、リクエスト文に含めるべきキーワードや質問があったりします。
それはしっかり文頭などに明記しましょう!
今回の例:キーワードは”xenophobe“でした。
意味は「外国人嫌い」です。
この人はジョークが好きだとプロフィールにも書いていたので、
ジョークとしてこのワードにしているみたいでした。
“We are definitely not xenophobe!” (私たちは「外国人嫌い」ではありません!!)
と文頭に書きました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまで細かくリクエストを書く人はなかなかいないそうで、ホストからの反応もとても良く、
時には送ってすぐに返事が来たりもしました。
日本ではまだまだ知られていないカウチサーフィンですが、
欧米では使ったことない人でも名前は知っているほど知名度があり、
外国人から人気の観光地である日本でももっとこのコミュニティーが広がると嬉しいなと思います。
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