12月31日に日本の航空券を持ってベトナムへと旅立つ。
今度の出国はカナダ移住も念頭に入れた旅だったので、家族や友人も僕らとは当分会えないと覚悟して、僕らはさよならを言った。「日本を捨てる」わけではないけれど、「日本に縛られる」ことはないという私達の考えを家族も友人も理解してくれたことに本当にありがたく思う。
そんな風に様々な感情が織り混ざった状態で飛行機に乗り込み、僕らはベトナムのハノイに降り立った。
飛行機で延々と流れていたABBAのHAPPY NEW YEARの曲が一年たった今でも頭から離れない。
音楽というの不思議でその時に聞いていた曲を聞くと、当時の情景や感情が蘇ってくる。
時は2023年1月1日、コロナウィルスが猛威を振るって、止まっていた時間が動き始めた氷解の年。
世界中が堰を切ったように動き始めた。(日本はまだ止まったままだったように思う)
久しぶりに目の当たりにする、東南アジア独特の活気に満ちた雰囲気と世界中の人々が新たな年を楽しそうに迎える姿が僕らの胸を震わせた。
ベトナムでの旅は電車と家屋の距離がわずか1メートルほどの迫力抜群の観光スポット「トレインストリート」や神の手で有名な「バーナーズヒル」など、有名な観光スポットも周った。
笑顔でWELCOMEなベトナム人
そんな観光スポットよりも、ベトナムの街歩きが何より楽しかった。
生活音と人々の大きな話し声、スクーターの音が鳴り響く街で僕らはベトナムの虜になった。
日本と比べると安い値段で美味しくてヘルシーな料理を堪能することができた。
何より印象的だったのは、ベトナム人の笑顔である。
彼らは決して裕福をは言えないけれど皆とても笑顔が素敵だった。
何より外国人の僕らですら、ローカルのお店に入ってもよそもの扱いされなかった。
「あぁこの国の人は、笑顔で迎え入れてくれる広い心を持っているな」と感じた。
やっぱり、違う国の人や文化に触れることって素敵な事だなと感じたし、
自分の価値観が一新される事があると改めてこの旅の意味を考えさせらた。
珈琲の生産が世界第二位
ベトナムは珈琲の生産が世界第二位を誇る。
珈琲は安くて美味しいので、珈琲狂いの私にはなんとも幸せなひと時だった。
中でもエッグコーヒーというプリンのような甘さと珈琲の苦味が絶妙なバランスのデザートは本当に美味しかった。
もしベトナムに行く機会があったら絶対に飲んでみてほしい。
ホイアンの美しい景色
僕らはハノイからダナン、ダナンからホイアンへと移動していた。
ホイアンでは毎月旧暦の14日にランタンフェスが開かれるので、そのランタンフェスに参加した。
ホイアン自体は古都と謳われ、昔ながらのベトナムを味わえるとても美しい都市だ。
ただ歩いているだけでも、昔ながらのベトナムを想像でき、食べたり、買い物をしたり楽しめる場所だった。
そうこうしているうちに、日が落ちてきて辺りが暗くなり始めた。
川沿いを歩いていた僕らは「わー」と目の前の光景に唾を飲んだ。
あたり一面に青や赤、紫など様々な色のランタンが広がっていた。
川を漂うランタンが生きているみたいで神秘的な光景だった。
僕らもたまらず、小舟に乗り込みランタンのぷかぷか浮かぶランタンと一緒に川を遊船した。
そして、それぞれランタンに火をつけてこの旅がうまくいくことを願って川にランタンを放った。
まるで夢のような光景で新年早々感動で心がいっぱいになった。
次回はタイに移動するよ!
また読みにきてくれると嬉しいです。
アデュー
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